先日、ミライ楽校では「1年の締めくくりの会」を行い、年度末のスタッフの業務を終え、今日2年目の最終日を迎えました。
楽校の文化をつくるには3年かかる、とある方から教えを受けた、その3年目が始まります。
その3年目が始まる前に、今の思いをつらつらと書き残そうと思います。
2年目の当初掲げた目標は、楽校として「地に足をつけること」でした。
2年間の準備期間を経て、勢いのままに立ち上げた1年目。
とにかく突っ走る💨 毎日毎日、とにかく必死に楽校を運営しました。1年目から関わってくれている方なら分かると思いますが、めちゃめちゃ浮き足だっていて、連絡が遅い!突然の変更!…たくさんご迷惑おかけしました💦
「地に足をつける」というと、やってきたことを安定してできるようにすること。「変化」はほどほどに、「安定」していくこと。
と思われがちですが…
私の大事な価値観として、福沢諭吉の
「現状維持は衰退だ」があります。
結果、今年度は…
・中楽部のスタート
・スタッフの雇用開始
・楽校の所在地、瀬戸谷中里地区の盆祭り参加
・第2校舎としてのゲルの立ち上げ
・オルタナティブスクールジャパンへの入会
・マイクロバスの買い替え(15人乗り⇨29人乗り)
・冬の宿泊教室の実施
etc…
1年目からこれだけの「変化」を起こし、およそ落ち着いているとは言い難い1年を過ごしましたw
しかし、1年間を思い返すと、一つひとつ、ミライ楽校が「楽校」として「地に足をつける」ためのアクションでした。
地に足をつけるとは、立ち止まることではなく、一歩一歩を踏みしめながら前進し続けることなのだと、今年度1年間を終える今、しみじみと思います。
この1年間でミライ楽校は、大きくステップアップできたと胸を張って言えます。
それもこれも、ミライ楽校を支えてくださるみなさんのおかげです。
まだまだ不安定なこの楽校を、大切なお子さんの学び場として選んでくださったご家族のみなさん
まだまだ経営勉強中の私たちのもとで「一緒に働くよ」と言ってくれたスタッフのみんな
ミライ楽校を大切な存在として認めてくださった、地元中里地区初め藤枝のみなさん
ミライ楽校に関心を持ち、学びの場を作ってくださったりさまざまな形で支えてくださったりするみなさん
そして、毎日毎日、ミライ楽校に来て真正面から新しい学びのカタチを具現化していく、素敵な子どもたち
全てのみなさんがいて、今のミライ楽校があります。
みなさんがいてくれるから、この何者でもない私が楽校を運営し続けられます。
本当にありがとうございます🙇
また、2年間を終え、改めて「楽」という字について考えました。
「学びを楽しむ」を理念に掲げているミライ楽校。
「楽しむ」とは「楽(らく)ではない」と感じています。
自分で選択すること、自分で判断を下すこと。
その選んだ選択肢、下した判断を、正解にするために自分と仲間と努力すること。
その先にある、今まで見たことや感じたことのない景色と出会い、自ら成長を実感すること。
そして、自分の生き方に納得すること。
本当の楽しさは、こんな営みの中にあるんじゃないかと感じています。
だから時として、「楽しい」に向かう途中は「大変」だし「辛い」し、「めんどくさい」。
でも、その途中も「自分でやる」と決められたことだったら、信頼できる仲間とだったら、乗り越えていける。
そんなことを、この1年間、子どもたちの姿から学びました。
ミライ楽校も、明日から3年目。
きっと1年後のミライには、まだ見ぬ新しい「学び」が、あるんだろうと確信しています。
3年目も、ますます地に足をつけ、立ち止まらず前を向いて前進し続けます👣
今年度も、よろしくお願いします!!